会社中心だった私が、家族中心の生活を選ぶようになった

会社中心から家族中心へと生活の軸が移った経験を表すアイキャッチ。

今の私は、出勤前に子どもと遊び、一緒に朝食を食べている時間から、もう「早く帰りたい」と思っています。

以前の私は、今とはずいぶん違いました。コロナ前までは、仕事を頑張り、成果を出すことが生き甲斐でした。「昭和の気合と根性」のような感覚で、会社中心の生活をしていたと思います。

そこからいくつかの変化が重なり、父親になって7カ月の育休を過ごす中で、私が時間を使いたい場所は少しずつ変わっていきました。

目次

仕事で成果を出すことが生き甲斐だった頃

私は就職氷河期世代です。

転職はしていますが、就職してからずっと製造業で研究開発の仕事に携わってきました。

自分が手掛けた製品が世の中に出ていき、ものづくりを通して人の役に立っている。それが嬉しかったです。

当時は、個人に与えられた目標を達成するだけではなく、それを超えて、より高い成果を出したいと考えていました。高い評価をもらうことも常に意識していました。

研究開発は、時間をかければよいというものではありません。それでも当時の私は、時間をかけた方が成果につながりやすいと感じていました。一つの結果が出るまで試し、考え、また試すことに多くの時間を使っていました。

振り返ると、試行錯誤していた時間と経験が今でも役立っています。

会社だけを中心にしなくなった変化

会社中心だった生活への考え方が変わった理由は、一つではありません。

コロナで出社する日が減り、通勤に使う時間も減りました。外出の自粛要請もあり、家族と一緒に過ごす時間は長くなりました。

それまで当たり前だった、会社へ行って仕事をする毎日そのものが変わりました。

会社を見る目にも変化がありました。

大手企業が早期退職という形でリストラを始めたことも、私の考え方に影響しました。企業に献身的に勤めるより、身近な人と長く過ごしたいという思いが強くなっていきました。

会社やキャリアについて考えるうえでは、リベ大との出会いも大きな影響がありました。

お金の知識を発信している「リベ大(リベラルアーツ大学)」を通じて、投資や副業という会社以外の選択肢を知りました。

「会社で出世して給料を月5万円上げるより、投資や副業で月5万円得る方が成功確率が高い」と、リベ大での学びから考えるようになりました。

この考えに加え、もともと出世欲が強くなかったこともあり、のちに7カ月の育休を取ったとき、キャリアへの影響はあまり気にしていませんでした。

家族のためだけに使った7カ月

40歳で初めて父親になることになり、私は育休について考えました。

最初から7カ月休もうと決めていたわけではありません。当初は3〜4カ月程度も候補にしていました。

私は、0〜1歳の時期は子どもの変化が大きいと感じていました。子どもが小さい時期に、できるだけ長く家族と一緒に過ごしたいと思うようになりました。

長い社会人人生の中で、家族のためだけに過ごす時間を持ちたい。

できるだけ長く家族と過ごしたいという思いに加え、育児休業に関する給付制度・給付率の区切りも現実的な判断材料にして、私は7カ月の育休を取りました。

会社で成果を出すために多くの時間を使ってきた私が、今度は7カ月という時間を家族のために使うことになりました。

実際にその時間を過ごす中で、家族との時間は私の生活の中で大きなものになっていきました。

「もっと育休を続けたい」より「もっと子どもといたい」

育休が終わる頃、私が感じていたのは「もっと育休を続けたい」という気持ちとは少し違いました。

正直に言えば、私は「育児より仕事の方が楽」とも感じていました。

それでも、もっと子どもと一緒にいたい。

それが、育休終了直前の私の気持ちでした。

育休を通して、人間的に成長できたと感じています。新しいスキルも増え、自炊などを通じて生活力も大きく上がりました。

何より、家族との時間が私にとって宝物になりました。

子どもが「パパ」と言ってくれることも、笑顔を見せてくれることも嬉しいです。

家族3人でご飯を食べる。遊ぶ。お風呂に入る。一緒に寝る。出かける。

どの場面が一番好きかと聞かれても、私には選べません。

どの場面も全部好きです。

仕事を大切にしながら、人生の中心は家族へ

今も、仕事は大切です。

個人に与えられた目標や、求められる成果は確実にクリアしたい。そのうえで、会社や社会にしっかり貢献したいという気持ちはあります。

ただ、以前のように、求められる成果を大幅に超えて、さらに高い評価を得るために時間を使いたいとは思わなくなりました。

その時間があるなら、家族と一緒に過ごしたい。

復職してから、私は「家庭のために働いているのに、家庭の時間を減らすのは本末転倒」と思うようになりました。

会社中心だった頃に仕事へ使った時間も、そこで積み重ねた経験も、今の私の一部です。その上にいくつかの変化と、家族と過ごした7カ月が重なって、私が時間を使いたい場所は、少しずつ会社から家族へ移っていきました。

今は、まだ出勤もしていない朝から「早く帰りたい」と思っています。

家族と一緒に過ごす毎日の時間を、何より大事にしています。

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この記事を書いた人

40歳で初めて父親に。

管理職として7カ月の育休を取りました。

自分が迷い、考え、試したことを記録しています。

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