7カ月の育休から復職して感じたこと|「育児より仕事の方が楽」でも早く帰りたい

復職後に変わった時間の使い方を段のモチーフで表したアイキャッチ

7カ月の育休を終えて、私は仕事に戻りました。育休の終わりには「育児より仕事の方が楽」と感じていたのに、今は出勤前から「早く帰りたい」と考えています。

目次

復職前に感じていた3つの不安

職場へ戻る前、部下を持つマネージャーだった私には、いくつか不安がありました。

「戻って、私の仕事はあるのだろうか」
「長く休んだことを恨まれていないだろうか」
「7カ月の間に変わったことについていけるだろうか」

7カ月は、自分にとって長い期間でした。戻ったときに自分の役割がどうなっているのか、職場の空気がどうなっているのかまでは分かりませんでした。

復職すると、役割は育休前と同じ部署のマネージャーでした。仕事もありがたいことにたくさんあり、業務量は1週間ほどで元に戻りました。

職場で冷たさや気まずさを感じたこともありません。「やっと戻ってきてくれた」と言ってもらったこともあり、私が休んでいる間、職場はきっと大変だったのだろうと思いました。

一方で、7カ月の間にシステムやルールが変わっていて、戸惑うこともありました。それでも、周囲にサポートしてもらいながら進められたので、大きな問題にはなりませんでした。

戻って仕事を始めてみると、復職前に考えていた3つの不安は、思っていたほど大きなものにはなりませんでした。

「育児より仕事の方が楽」と感じた理由

育休の終わりが近づいたころ、正直なところ、私は「育児より仕事の方が楽」と感じていました。

一番大きかったのは、一日の疲労感です。

子どもと一日過ごしていると、長い時間、目を離せません。ずっと集中しているような感覚があります。しかも、自分のペースで一日を組み立てるのではなく、基本的には子どものペースで進みます。

朝食を食べ終えたら、着替えて出かけよう。

そう考えていても、朝食をこぼして子どもも床もびちょびちょになれば、その場で予定は変わります。着替えだけのつもりが、子どものシャワーと床掃除まで増える。こういうことが日常的にあります。

自分では次に何をするか考えていても、その通りには進まない。何か一つの作業が大変というより、子どもの様子に合わせ続けながら一日を過ごすことが、私には大きな疲労感につながっていました。

その点、仕事は自分である程度コントロールできます。どの仕事にどれくらい時間がかかるのかも見通せます。予定どおりにいかないことがあっても、自分で組み立てられる部分が多い。その意味で、私にとって仕事は精神的にも楽でした。

私が「楽」と感じたのは、仕事の方が好きだからでも、育児から離れたいからでもありません。自分で見通しを立てられ、ある程度コントロールできるからでした。

復職後、会議と残業への感覚が変わった

仕事へ戻ってから、以前よりはっきり変わったのが会議への向き合い方でした。

無駄な会議は開かない。必要のない会議には参加しない。自分が会議を開くときも、参加が必須の人だけを集め、必要以上に大きな会議にしない。

以前より「無駄なことをしない」という意識が強くなり、それが会議にも表れるようになりました。

PC作業の進め方も変わりました。育休中は、寝かしつけで子どものそばにいる時間などを使って生成AIを学んでいました。その経験があったことで、復職後は作業の効率が格段に上がったと感じています。

そして、自分でも大きく変わったと思うのが残業への感覚です。

特に大きな違いを感じるのは、コロナ前の自分と比べたときです。当時は、残業しないと仕事が終わらない気がして、早く帰ることの方が不安でした。

今は逆です。早く帰宅することが当たり前になり、残業することの方を大変だと感じるようになりました。

仕事への責任感がなくなったわけではありません。給料をもらっている以上、きちんと勤める必要があると思っています。

変わったのは、仕事にどこまで時間を使うのかという自分の基準でした。

出勤前から「早く帰りたい」と思っている

私が「早く帰りたい」と思い始めるのは、仕事中ではありません。

朝起きて、出勤前に子どもと遊んでいるとき。一緒に朝食を食べているとき。その時点ですでに、今日も早く帰りたいと考えています。

子どもと過ごせる時間は、私にとって何よりも貴重です。

家族3人で一緒にご飯を食べる。一緒に遊ぶ。我が家では基本的に3人でやることが多く、「一番好きな時間」を聞かれても、私の答えは「どの場面も全部好き」です。

育児は、自分の思い通りに進まず、仕事より疲れると感じることがあります。それでも、その時間を減らしてまで仕事に時間を使いたいとは思いません。

「家庭のために働いているのに、家庭の時間を減らすのは本末転倒」。今の私は、そう思っています。

仕事には戻れた。でも、時間の使い方は変わった

7カ月ぶりでも、仕事にはスムーズに戻れました。役割も仕事もあり、周囲のサポートを受けながら、変わったシステムやルールにもついていくことができました。

その一方で、育休を経て、仕事と家族のどちらにどれだけ時間を使いたいのかという自分の感覚は変わっていました。

仕事をきちんとする。そのうえで、できるだけ家族との時間を持つ。

7カ月の育休を経て、今の私が大切にしているのは、その時間の使い方です。

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この記事を書いた人

40歳で初めて父親に。

管理職として7カ月の育休を取りました。

自分が迷い、考え、試したことを記録しています。

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