幼稚園の願書には、名前や住所のような基本情報だけでなく、親の考えを文章で答える質問がありました。
私たちが実際に答えた願書にも、こんな質問が並んでいました。
- お子様にはどんな大人になってほしいですか?
- そのためにどのような子育てを心掛けていらっしゃいますか?
- ご家庭でのお父様の役割はどの様な事だとお考えですか?
将来の姿、日頃の子育て、父親としての役割。方向は違っても、どれも自分たちの考えを言葉にする質問でした。
こうした質問への回答を夫婦それぞれで考え、箇条書きにしてから、ChatGPTに文章の体裁を整えてもらいました。
願書の内容は夫婦それぞれで考えた
幼稚園選びは妻が中心になって進めていました。同じ幼稚園の準備でも、園選びと願書作成では、私の関わり方が少し違います。
願書に書く内容は、それぞれが別々に考えました。質問に対して思いついたことを各自で箇条書きにし、その内容をすべてChatGPTへ入力しました。
二人の箇条書きを先に照らし合わせたり、重複している内容を整理したりはしていません。内容が被っていても、ChatGPTがうまくまとめてくれると考えて、二人が考えたことをそのまま入れました。
園の教育方針も一緒にChatGPTへ入力
園のホームページに書かれていた教育方針などの情報も、箇条書きと一緒に入力しました。
私たち夫婦は、その園の教育方針に共感していました。そこに使われている表現や言い回しは、私たちの考えの一部とも重なっています。
そのため、夫婦で考えた内容と一緒に園の情報も入力し、園で使われている表現や言い回しもChatGPTに覚えてもらうようにしました。園の教育方針をそのまま答えに置き換えるためではなく、私たちの考えに近い言葉の使い方を、文章を整えるときの材料として渡す感覚でした。
今振り返っても、願書での使い方はこの言葉のとおりです。
「あくまで回答は私たちの考えや思いであり、AIはその補助として使用しました。」
体裁を整えてもらうだけで、かなり楽になった
願書の文章は、書く内容を考えれば終わりではありません。
箇条書きにした内容を文章としてつなげ、読み返し、誤字脱字も確認します。私にとっては、この誤字脱字のチェックだけでも負担の大きい作業です。
ChatGPTに文章の体裁を整えてもらえるだけで、この負担はかなり軽くなりました。
私たちが考えた内容はすでにあります。そこから文章として仕上げる部分をAIに手伝ってもらえるので、一から文章を組み立てる作業をすべて自分で抱えずに済みます。
最終的には人のチェックが絶対に必要
一方で、ChatGPTが整えた文章をそのまま使えばよいとは考えていません。
私は普段から、ChatGPTが作る文章の日本語に違和感を持つことがあります。自分では使わない言葉が入ったり、同じ内容を少し表現を変えて繰り返したり、必要以上に説明的になったりすることがあります。
文章として形になっていても、それが自分たちの言葉として自然かどうかは別です。
最後に読むのは自分です。そこで違和感のある言い回しや語彙がないかを確かめるところまでは、人がやる部分として残っています。
書く内容に集中するために使う
私は願書だけではなく、プライベートでも仕事でも、文章を整えたり校正したりするときにAIを使っています。
AIを使うことで助かっているのは、「書く内容」に集中できることです。
何を書くのかを考えるところと、その内容を文章として整えるところを分けると、自分が考えるべき部分に時間を使いやすくなります。文章整理や校正をAIに手伝ってもらえる分、時間も短縮できます。
幼稚園の願書でも、大切だったのはChatGPTに何を書いてもらうかではなく、私たちが何を書きたいのかを先に持っておくことでした。
