子どもが「やりたい」と言った遊びを、家にある物で再現してみる

家にある物を遊びの道具にする親子の工夫を表すアイキャッチ

家で美容室さんごっこをしていたとき、子どもが「あっ、そうだ」と言って、メルちゃんの目の前に絵本を立てました。

「はい、どうぞ」

その絵本は、タブレットの代わりでした。

子どもが美容室で髪を切ってもらうとき、我が家ではタブレットでYouTubeを見せています。家では子どもが美容室さん、メルちゃんがお客さんです。メルちゃんを椅子に座らせ、鏡の前でおもちゃのハサミをチョキチョキ。そのうえ、お客さんが見るタブレットまで用意していました。

髪を切るところも、切ってもらうときに見るものも、子どものごっこ遊びに入っています。子どもが美容室で目にしているものを、こんなふうに遊びへ持ち込むのかと感じました。

私も、子どもが「やりたい」と言ったことを、家にある物や身近なおもちゃで再現することがよくあります。子どもと遊んでいると、物の使い道が増えていきます。

目次

身近な物を組み合わせた遊び

子どもが幼稚園で、大学生のボランティアの方々にドラムを叩かせてもらったことがありました。そのころ、家でも「太鼓やりたい」とせがむようになったので、チップスターを5本ほど買ってきました。容器を並べると、とても楽しそうに叩いてくれていました。

その後、さすがにチップスターでは申し訳ないなと思い、アンパンマンの太鼓のおもちゃを買いました。それでも、遊ぶ回数が多かったのはチップスターのほうでした。

チップスターの容器を並べてドラムのように叩いて遊ぶ様子

ボウリングには紙コップとボールを使います。紙コップを積み上げて、そこへボールを当てて崩す遊びです。身近にある物の組み合わせで、子どものやりたい遊びを形にしています。

積み上げた紙コップにボールを当てて遊ぶ様子

スイカ割りも、家で再現した遊びの一つです。用意したのは、ピコピコハンマー、ボール、子ども用のサングラス。ボールをスイカ、ピコピコハンマーを棒に見立てます。サングラスはレンズにマスキングテープを貼り、目隠しにしています。

ラーメン屋さんごっこでは、100円のラーメンのおもちゃに湯切りを組み合わせます。

私は、子どもが興味を持ったことに、一緒にできるものは一緒にやりたいと思っています。危なくない範囲で、やりたがることは自分でやらせます。うまくいかなければ「一緒にやってみよう」と声をかけることもあります。

「子どもが好きな遊びは大抵自分も好き」というのが、私の実感です。子どもの遊びに付き合う時間は、私自身が遊ぶ時間でもあります。

子どもの気を引く仕掛け

再現する遊びとは別に、子どもの気を引くために用意しているものがあります。コイルスプリングキーホルダーを使った仕掛けです。

キーホルダーをカゴなどに付けておき、子どもが引っ張って遊びます。イタズラされたくない場所などで、わざと気を引く物を置いておく。大人が気付くまでの時間を稼ぐ、というイメージです。

子どもが見つける遊びの道具

私が遊びに使う物を用意する一方で、子ども自身も、いろいろな物を遊びに持ち込んでいます。美容室さんごっこで絵本をタブレットにしたのも、その一つです。

ハンバーガーのおもちゃには、漫画のカバーを包み紙にしていました。遊びに変える発想には感心するものの、カバーをクシャクシャにされると、親としては複雑な思いでした。私にとっての漫画と、子どもにとっての包み紙。同じ物を見ていても、使い道がずいぶん違います。

折り紙のパックンチョは、おままごとの相手になっています。懐中電灯はローソクの代わりです。ハッピーバースデーを歌い、ローソクの火を消す素振りまでしています。身近な物を見立てるだけでなく、それを使ったやりとりや仕草も、遊びの中に入っているのだなと感じます。

親も子どもも、物を遊びに変える

子どもと遊ぶ中で、「子どもは様々なものをおもちゃにする天才だなぁ」と感じることが沢山あります。私が身近な物でドラムやラーメン屋さんを用意するように、子どもも絵本をタブレットにし、折り紙をおままごとの相手にしています。

美容室さんごっこの絵本を見ると、遊びに使う物を考えているのは、親だけではないのだなと思います。

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この記事を書いた人

40歳で初めて父親に。

管理職として7カ月の育休を取りました。

自分が迷い、考え、試したことを記録しています。

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